「目標を決めよう」
「10年後の目標は?」
「長期目標を持ちましょう」
「目標はあったほうがいい」
小中学校のときから、嫌というほど聞いてきたのが「目標設定」だと思います。
人によってはこの言葉を聞くと、目標が立てられない自分をコンプレックスに感じるのではないでしょうか。
仮に目標が立てられたとしても、それが達成できなかったときに更に自分を責めていませんか?
目標と目的の違い
目標と目的はその本来の意味を混同して使われる場合が多いです。
英語のgoal(名)の意味が「目標、目的、目標、決勝線、ゴール、目的地、行く先、ゴールを陥れて得た点」なので
目的=目標=ゴールという考えでも間違ってはいないでしょう。
ちなみにWikipediaでは目標と目的の関係を以下のように記しています。
目的は「成し遂げようとすることがら」で、目標のほうは(その)目的を達成するために設けためあてのことである。
達成したい目的があり、それを達成するための指数として目標が設定される流れであれば目的が向かう先なわけです。
目標苦手さんにとってはこれらの違いはどうでもよくて、とにかく嫌悪感があるということも少なくないでしょう。(わたしはそうです。)
目標がなくても、実はちゃんとゴールに向かっている
結論から言うと、目標を立てるのが苦手な人でも、実はゴールの方に向かって進んでいます。
目標を設定してそれに向かって突き進んでいく人とは、歩み方が違うだけ。
人は大きく分けて逆算型と積み上げ型のふたつがあります。
- 逆算型
明確なゴール設定をした上で期限を決め、いつまでに達成するか逆算して今やるべきことをこなしていく。
- 積み上げ型
いま目の前にある課題や、やるべきことをこなしていきながらゴールへ近づいていく。
世間一般的にはまず先に目標を決めて、そこへ向かっていくことのほうが良いとされているかもしれません。
でも苦手なものをやろうとしてもできない場合もあります。それは事実です。
無理に頑張って結局うまくいかない自分に落ち込むよりも、自分に合った方法で理想に近づくほうが現実的ですよね。
それをサポートしてくれる人がいれば、1人で悩んだり落ち込んだりしても着実にゴールの方向へ向かうことができます。
進み方が合っているか確認しながら、自分なりのペースで行けば良いんです。
「やりたいこと」と「やってみたいこと」は違う
わたしは目標設定がとても苦手です。
やりたいことを見つけなさいと言われて育ちましたが、自分のやりたいことはいつまで経ってもわかりませんでした。
でも「やってみたいこと」はいくつかありました。
「やりたいこと」と「やってみたいこと」は似ているようで、ちょっと違います。
やってみたいことは、興味がある段階のものです。
やってみるまでそれが面白いのか、期待するほどではないのかわかりません。
やりたいことは、1回以上やってみた上で継続してやっていきたいことです。
目標が決められない人はこの「やりたいこと」のレベルまで「やってみたいこと」をやる段階にいるだけなんです。
目標が決められない!と思っている人ほど、やってみたいことは大なり小なりあると思います。
この「やってみたいこと」をできる限り書き出して、それをやった先に見えてくる本当のゴールに出会えるはずです。
だから目標が決められない自分を責めないでくださいね。
目標を決めないからこそできること
「それでも目標はあったほうがいいよね......」と思うあなた。
明確な目標を決めなかったからこそ手に入れた出会いや体験もあったはずです。
それを思い出して、あなたに合った人生の歩み方・生き方を探していきましょう。
と言いつつ、本音も言います。
「積み上げ型」はあれこれ悩んでいるうちに時間が過ぎてしまったり、自分が今何をしているのか周りに理解してもらいにくいという弱点もあります。
だからこそ今自分がやっていることが正しいことなのか、どこに向かっているのか確認しながら進んでいくことが大事です。
まずはあなたのことを教えてください。
目標嫌いのコーチだからこそ共感できること、提案できることがあります。
目標嫌いのための歩き方を実践しているわたしがメンターとなり、あなたのゴールを一緒に見つけていきます。
ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。