いま辛い思いをしているあなたへ。
生き方がわからなくなってしまったら。
「自分の為に生きよう」
これは私が新卒で入社したブラック企業を辞める時に、自分と約束した言葉です。
2015年の冬のことでした。
パワハラやらサビ残やら職場いじめやらで『死んだら会社行かなくて良いのでは?』と閃いたあの日、電車のホームに吸い込まれそうになったことを今でも覚えています。
あの時、死ななくてよかった、と思えます。
会社を辞めて、ちょっと休んで、海外に行って
英語を勉強しながらいろんな出会いと価値観に触れて
貯金ゼロになったりもしたけど、今は元気に生活しています。
当時は新卒で入って2年で辞めたので、もうキャリアなんてどうでもいいと思ってました。
だったらもう生きるハードルめちゃくちゃ下げて、生きてるだけで偉い!!
って状態にしちゃえば生きるの楽じゃない!?
という考えになりました。
会社を辞めることへの恐怖
そうはいっても、新卒で入社した会社を2年で辞めてしまうことに対してとてつもない葛藤がありました。
転職したとしても、スキルも資格も経験も実績もない、こんなやつをどこが採用するのか。
そもそも採用されてもまた同じようなことになるんじゃないか。
一度脱線したらもう二度と同じ道には戻れないだろうと思い込んでました。
でも、大丈夫でした。
- 海外へ思い切って出てきたことで身についた英語スキル
- もともと自分が持っていた強み
- 前職のメーカーでの経験
活かして外資系に転職することが出来ました。
そして今は、コーチとして、フリーランスとして、生活しています。
当時あんなに心配して悩んでいたけど、あの時の自分に
「そんなに心配しなくていいよ、大丈夫だよ。何とかなるから。」
と声をかけてあげたい。
人生諦めかけて、やりたかったことを実行して、転職したら、お給料も上がって気持ちにも余裕ができました。
でもこれって今がうまくいっているから言える、結果論なんですよね。
実際には、退職を決意する前は専門学校や資格の学校に通うことも考えました。
でも結局、逃げたいという気持ちが強くてなんの勉強がしたいのかわからなかったんですね。
だから当時は、職場から逃げるための方法を色々考えました。
- 転職:エージェントにボコボコにされて更に自信を失う。断念。
- 学校:何を勉強したいのかわからずさらに自信を失う。断念。
- 留学:留学後の自分を想像できない。そもそも評価されるのか。断念。← 結果的に実行
- 退職せずに頑張る:無理。死ぬ。
色々試して、悩みに悩んだ結果、考える力すら弱まってきて、もう死んだ方が楽だな〜〜って毎日考えていたところで通勤中にホームへ吸い込まれていきそうになりました。
本当に死んでしまう一歩手前、そこでハッとして「自分のために生きよう」と決意したのです。
どうせ死ぬならやりたいことやってから死ぬ方がいいな、って思ったんですね。
正直、自暴自棄でした。
けどまぁ、少ないなりに貯金もまだあったし、それ使ってからでも遅くないし。
死んだらお金は持っていけないですからね。
そして気が付いたもう1つの大事なこと。
誰も自分の人生を生きてくれない
自分の人生を生きてくれるのは、自分以外いません。
血のつながった親や兄弟ですら、他人なのです。
いわゆるドリームキラーは、本当にあなたの可能性をころしてしまうでしょう。
「今更?」「その年で?」「なんのために?」「せっかく就職できたのに勿体ない」「お前には無理」
そう言われて「やっぱりやめておこう」としても、彼らはあなたの人生の責任を取ってくれません。
例えどれだけ「大丈夫?」「無理しないでね」などと言われても
あなた自身の置かれている状況が変わることはありません。
だったら自分の気持ちに素直になって生きたほうがずっといいです。
自分のために生きる、と決断してからは気持ちが楽になり周りに何を言われてもあまり気にならなくなりました。
そのあとはとりあえずやりたいことをやってから死ぬプランを立ててみました。
【死ぬまでにやりたいこと100】のリストを作って上位10個はスラスラ出てきたのでそれをとりあえず実行することに。
私の場合、海外留学してみたい!という気持ちが強かったので海外に行くことを選びました。
絶対に経験しなくてよかったブラック企業だったけど、自暴自棄になりながらも勇気を出して海外へ飛び込んできた経験から、人生や考え方が変わりました。
決断することは怖くて当たり前
不安や恐怖があるからなかなか行動ができないんですよね。
それは本能だから仕方ないものと思いましょう。
あなたはあなたらしく生きればいいと自分で納得できればそれでいいんです。
当時は会社を辞めることを、『逃げ』だと思って自分を責めました。
なかなかこの考えが抜けなくて、自分のために生きることを決めたはずなのに、ふとした瞬間にその選択を責める自分がいました。
けれど、今はそれすらも肯定できます。
こうやって考えられるようになったのは、会社を辞めてから出会った人たちや環境のおかげ。
”出会える道”を選択できるのは自分しかいません。
全ての選択をできるのは、自分です。
理由は後からいくらでも作れる
初めから、この決断をすることでどんな人達に出会って、どんな経験ができるかなんて分かりませんでした。
本当にこの選択で間違っていないのか、結果が残せるのか、心配事が尽きることはありません。
でもいざ転職活動するとか、語学留学をするとか、旅に出るとなれば、それっぽい理由はあとから作っても何とかなります。
何とかなるものです。
特に転職活動の場合は、前職を止めた理由を聞かれますが無理やりにでも前向きな理由を作っておけば大丈夫です。
私の場合、前職を辞めた理由を聞かれた時は
「自分の英語力のなさに絶望しインターナショナルに対応できる人材に成長したいと思ったことがきっかけです」
とか言ってました。
実際に海外の方とやり取りはしていたし、海外に行きたいなと思い出したのも当時の業務がきっかけなので嘘はついてません。
(本音はパワハラといじめで死にかけてたからだけど。)
きっかけはネガティブな理由かもしれませんが、最終的にはいろいろな経験ができました。
心配していた次の就職先も見つかったし、人生のパートナーも見つけることができました。
まさに今苦しんでいるあなたへ
私自身も、今苦しんで悩んでいるあなたと全く同じでした。
周りからどう思われるか、自分ではコントロールできないことを気にしていました。
「失敗したらどうしよう。」
まだ起こっていないことばかり心配していました。
でも、なんとかなります。私がその証明です。
最後に、私が悩んだときに思い出すようにしている言葉をシェアして終わりたいと思います。
人生はトライ&エラー。
試してみて、間違ってたらまた別の方法を試してみればいい。
そうやって、ちょっとずつ進んでみる。