「計画を立てるのが苦手、嫌い」という人は多いのではないでしょうか?
私自身フリーランスとして活動することになってから計画を立てることの重要性を感じつつ、その難しさも感じています。
今回のコラムでは目標嫌いの私が実践しているタスク管理・スケジュールの立て方を紹介します。
目次
計画が苦手なフリーランスが実践するスケジュールの立て方
一般的な計画の立て方というとこんなイメージですよね。
- ゴール地点や達成目標を決める
- 目的を達成するために必要なTo doリストをつくる
- 達成したい目標地点から逆算して今何をやるか決める
このやり方だと、ぼんやりしたことしか書き出せないので私の場合はこんな感じでまずスタートさせます。
- 1年で達成したいことをカテゴリー別に分けて書き出す
- 1を参考にしながら月ごとに達成したいことをカテゴリー別に分けて書き出す
- 2を参考にしながら、すでに決まっているスケジュールを見ながら週ごとにやることを決める
- 月曜日から日曜日までの行動スケジュールを書き出す
ひとつずつ解説していきますね。
1年で達成したいことをカテゴリー別に分けて書き出す
まずは1年(もしくはご自身で決めた期間)で達成したいことを、カテゴリー別に書き出していきます。
目標と言っても大したものではなく、「達成したいこと」「できたらいいな」と思っていることを書きます。
<2023年前半・全体目標>
カテゴリー | やりたいこと(例) |
仕事・ライフスタイル
|
ⅠWPの完成 |
Ⅱ名刺をつくる | |
Ⅰクライアントを増やす | |
勉強
|
Ⅰマーケティング本を10冊読む |
Ⅰセールスに関する本を10冊読む | |
Ⅱ心理学をマスターする | |
プライベート
|
Ⅰボディメイクする |
Ⅰ確定申告を終わらせる | |
Ⅱ生命保険を検討する |
「この1年で達成できたら良いな~」と思うことをとにかく書き出しましょう。
ローマ数字の「Ⅰ」や「Ⅱ」は優先順位を表しています。アルファベットの「A」や「B」で表しても良いと想います!
優先順位がわかるように書き足しておくことで、次にやるワークの「月ごとに達成したいことを書き出すときの参考になります。
年に1回書き出してしまえば定期的に振り返るだけで自分が何をしたかったのか思い出すこともできますし、いつの間にか達成していたということも発生してきます。
月ごとに達成したいことをカテゴリー別に分けて書き出す
全体で達成したいことを書き出したあとは、月ごとに達成したいことに落とし込んでいきます。
全体目標で書いたことと同じ表現を使っても大丈夫です。自分が分かればOK!
<◯月の月間目標>
カテゴリー | やるべきこと(例) |
ビジネス
|
Bオンライン講座受講 |
A名刺のデザインを決める | |
A名刺を発注する | |
Bビジネスインスタを始める | |
A案件5件納品する | |
勉強
|
Aマーケティングの本を3冊選ぶ |
Bセールスの本を1冊注文する | |
プライベート
|
Aジムに週1回いく |
A確定申告に必要な書類をまとめる | |
B生命保険会社を5個リストアップする | |
Aオンライン英会話毎日やる |
年間で決めたことと同じ用に、アルファベットの「A」「B」で優先順位を書いておきます。
すでに決まっているスケジュールを見ながら週ごとにやることを決める
書き出した月間目標を見ながら、今週できそうなこと、やりたいことを書き出します。
<週間目標>(例) |
・肉体:ジム週2 |
・知性:読書 |
・精神:友人とランチ |
・社会:イベントに参加する |
<週間タスク>(例) |
・1件目の案件に着手して完了させる |
・インスタのアカウントをとりあえず作る |
・マーケティングの本1冊を読み始める |
<週間目標>ではカテゴリーを「肉体」「知性」「精神」「社会」に分けています。自分の好きなように決めてください。
<週間タスク>では具体的な行動に落とし込むような表現でやることを書いていきます。
月曜日から日曜日までの行動スケジュールを書き出す
年間でやりたいことリスト、月単位でやりたいことリスト、週単位でのやりたいことリストがそれぞれ完成したら、月曜日から日曜日までの行動スケジュールを一度に書いていきます。
場合によってはその日やったことがわかるように、「やったこと」などの項目を増やしたりもします。
5/31(月)
▽本日の予定(例)
9:00-12:00 ◯△◯△◯△.....
13:30-19:00 ◯△◯△◯△.....
20:00-21:00 ◯△◯△◯△.....
21:00-22:30 ◯△◯△◯△.....
5/31(月)
6/1(火)
......
6/4(日)
私の場合は毎週日曜日の夜に、次の週の予定を立てるようにしています。
計画を立てるのに使うツール
スケジュールを管理するのにツールは必須です。
人によってそのツールは異なりますが、一般的にはGoogleカレンダーや紙の手帳などがあります。
はじめのうちは自分に合ったツールが何かはっきりわからないと思うので、デジタル・紙のどちらのツールも使ってみてください!
私が使っているのはこちら。
- Slack
- iPhoneカレンダー(iPadと同期)
- A4のノート型カレンダー(100均)
- その他カレンダーアプリ
Slack
Slack(スラック)はグループでチャットができるツールですが、ひとりで使うこともできます。
自分だけが閲覧できる個人のチャンネルを作成し、スレッドの中に年間、月間のやりたいことリストを作成します。
それぞれ作成したら、月間のやりたいことリストのスレッドで「スレッドに返信する」を利用して月曜日から日曜日までの予定をひとつずつ書き込んでいきます。
7つの返信を作成することで、1週間分のスケジュールが出来上がります!
無料で利用できますが、無料版は3ヶ月で履歴が消えてしまうので定期的に書き直すか、有料版にする必要があります。
iPhoneカレンダー(iPadと同期)
iPhoneカレンダーには友人との予定やクライアント様との予定、プライベートなどの「すでに決まっている予定」を書き込みます。
私はiPadと同期しているので、大きな画面で見たいときはiPadで操作しています。
スマートフォンは常に携帯しているので、いつどんな予定が入っているか確認するためにはデジタルのカレンダーが一番便利ですね。
A4のノート型カレンダー(100均)
最近は使っていませんが、最初の頃は100均で購入したA4のノート型カレンダーも使っていました。
やらなきゃいけないことややりたいことを日付のマス目に手書きで書くことで頭に入れていましたが、持ち歩くのが面倒なのとアナログで消したり書き足したりが私には合いませんでした(笑)
その他カレンダーアプリ
スマートフォンのアプリにはたくさんのカレンダーアプリやタスク管理が細く設定できるアプリがあります。
無料・有料でもたくさんの種類がありますので、まずはアプリショップに行ってどんなものがあるのか見てみてください。
写真が投稿できるタイプや、スケジュールごとに色を変えられるものなど豊富ですので自分に合いそうなものをダウンロードするのがおすすめです。
やりたいことリストとツールを活用すればスケジュールは立てられる!
計画を立てるのが苦手でも、ひとつずつやっていけばスケジュール管理は難しくありません。
慣れるために多少の時間はかかりますが、やってみると意外とできるようになりますよ♪
頭を整理するのにひとりでは難しいという場合は誰かに相談したり、コーチングを利用するのもひとつの手です。
「計画を立てるのが難しい」「タスク管理ができない!」という人は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください!