コーチングセッションではクライアントさんが見えていない部分を掘り下げたり、コーチからの質問で頭の中にあるイメージやもやもやしていることを言語化していくことが基本です。
信頼関係が築けてきたクライアントさんには、ときにはやや厳しめのメッセージを伝えることもあります。
その人がどこに向かっているのか、何を目指しているのか、なんだかズレてきていないかな?と感じると素直にお伝えするのもコーチの役目です。
もちろん人によってはショックを受けてしまう場合もあるので、お伝えする場合はかなり慎重に言葉を選びます。
ただしその指摘や感想がクライアントさんにとって必要だと信じているし、その言葉できっと何かの気付きにつながるだろうと確信しているからこそ伝えるのです。
コーチだって人から嫌われたくない
コーチも人間なのでクライアントさんに嫌われたくないな、という思いは常にあります。
でもそれ以上に、クライアントさんが望むものを手に入れてほしい、目指したい場所に到達できるように力になりたい、という思いが強いのです。
人によっては「説教」や「叱られた」と感じるかもしれません。
実際私自身が自分のコーチから言われた言葉でグサッと来たこともあります。
正直、最初はムッとしてしまうのですが(笑)その言葉にムッとするということは痛いところを突かれて図星、ということの裏返しでもあるのかなと思っています。
自分自身では薄々わかっていながら無視していた部分だったからです。
大人になってからそういうことを第三者目線で指摘してくれる人はいませんでした。
もちろん友人やパートナーから感情的に指摘されることもあるでしょう。
しかし感情論抜きで突っ込んでくれる存在というのは、なかなか見つけられないのも事実ではないでしょうか?
痛いところを突かれることで気がつける何かがあるかもしれません。
数ヶ月の継続セッションではあまり突っ込んだことをお伝えすることは有りませんが、ご要望があればお伝えすることもありますよ。
大事なのは、自分だけが見えている場所とは違う視点を得ることです。
コーチはクライアントさんの望む場所に併走できるように、全力を尽くします。
中長期でセッションを継続しているからこそ見えてくるクライアントさんの変化や成長がわかることは、コーチ冥利に尽きるの一言です。
これからも全力でサポートさせていただきますね。