「紙に書くだけで夢が叶う」とか「引き寄せの法則」とか聞くと正直身構えますよね。
私だったら「非現実的だな」と疑います。笑
でも人生を振り返ってみると社会人2年目で挫折したあとから今までの数年間で達成したことは、ほとんどが紙に書いたものでした。
黄色い椅子を想像するな
上のタイトルを見て、赤いテーブルを想像した人はいないでしょう。
黄色い椅子の存在を知らないという人以外は、脳が勝手にイメージしてしまいます。
人間の脳は否定形を理解できないものです。
だから叶えたいことや達成したいことがあるときは「〇〇しない」ではなく「〇〇をする」のほうが良いのです。
(例)お菓子を食べない→(お菓子の代わりに)焼き芋を食べる、白湯を飲むに言い換える
叶えたい夢は具体的であればあるほど良くて、
どんな匂いがするか
どんな場所にいるか
何を食べているか
叶えたいことは具体的に想像することでリアリティが高まります。
さて、その根拠はどこにあるのでしょうか?
夢は自動的に叶うらしい
ブレイン・プログラミングという本があります。
自動的に夢が叶っていく、という謳い文句で世界で3,000万部も売れている本です。
どんな本かざっくり説明すると、「自分の望む自分になるための思考を手に入れる方法」が載っています。
読了してまず感じたことは「私がやってきたことそのものだ」ということです。
「大金持ちになって成功した!」とか「ビジネスで成功した!」とかの華やかなものではありません。
「自分のために生きよう」と決意して、達成できたら良いなと思っていたことが現実化できていたという感じです。
新卒当時本当に苦しくて、当時は夢のままだと思っていたことが叶っていました。
この本を購入したのはアメリカに滞在していた2018年の初頭で、読了したのはその年の6月くらい。
もっと早く読み始めていればよかったです。
こういう自己啓発っぽい本は昔からよく読んでいましたが、苦手なところは「まず目標を立てましょう」と書いてあることです。
目標苦手な立場からすると、そこでつまずいてしまうんですよね。
せっかく読み終わっても「やっぱり自分とは違う世界の人の話だ」とか、「自分にはできない」と思ってしまう。
でもこの本は目標を立てるのが苦手な人でも無意識に(良い意味でも、悪い意味でも)普段から実行していることなんじゃないかな?と思います。
「夢が叶う」科学的な根拠
人間の脳には網様体(もうようたい)という神経があります。これをRAS(Reticular activating system)といいます。
このRASが脳の活動のスイッチを入れて、意欲を掻き立てる役割をしているそうです。
自分の脳にあるRASを活用・もしくは騙すことによって、なりたい自分、得たい人生を得よう!と提唱しているのがこの本なんですね。
「ブルーのワンピースが欲しい」と思い始めてから、街でやたらと青い洋服が目につくのは脳のRASが働いているから。
脳科学で証明されていることなら、マネしてみる価値はありそうですよね。
なによりもまず、何がやりたいか、を決める
実現したいことをイメージしたときに大事なのは「誰に何と言われようと、どんな風に思われようと、何が起きようと、絶対に実現してやる」と言う気持ち。
そして何がしたいかを決めて、どうすればいいかは後から考える事ですね。
経験を通して今言える事は、初めからきちんと考えていなくても、経験を通して舵を取って行く事が出来るということです。
動きながら次の目標地点を考えていけばいいのです。
長期目標を立てるのが苦手なタイプは、あまり先々まで考えずとにかく今を大切に生きる事を優先しがちです。
でもそういうタイプの人は突然のトラブルに慌てずに対応できたり、臨機応変に切り抜けることが得意だったりします。
「目標を決める」を「やりたいこと」や「やってみたいこと」という言葉に置き換えてみることで、あなたなりの進み方が見えてくるはずです。
本の中では期限を決めると書いてありますが、書かなくてもいつの間にか実現していることもあります。
まずはあなたが今までやってみたかったことを思い出しながら、紙に書く作業から始めてみませんか?
気がついたら夢が叶っているかも知れませんよ。